Mercari Tech Conf 2018 に参加してきました。
所感
- 今年始めて参加しましたが、とても良かったです。
- 自社サービスのマイクロサービス化を推進しているエンジニアとしては参加しないわけにはいかない!という気持ちで2,000円のチケットをポチッたわけですが、現在進行系でマイクロサービス化に取り組んでいる事例の詳細を知ることができて、安いくらいでした。
- またメルカリさんほどの会社でもこういったところは難しいんだ、とか知れて勝手に励まされたり
- これを活かせるように、もっと頑張ろうと思える1日でした!
その他
- 機械学習とMicroservicesという2つの軸があるわけですが、部屋がたまに入れ替わるので満員御礼や空席が目立ったり
- 立ち見はちょっとつらかった。事前にどのセッションに興味があるかを申請して不確実性を除去したい
- ドリンク、軽食のコーナーは嬉しい!けどそのフロアで座る場所がないので、正直ちょっと疲れた
- おそらくブースに立ち寄って欲しいということなのだろうけど、人が多くて近寄れなかったり、聞こえなかったり…
- 昼休みなど、だいぶ待ち時間があったので、ディスカッションコーナーとか交流の場がもっとあると良かったかも!
スライドは後日公開されるとのことなので期待して待ちつつ、 ここには手元のメモを一部残しておきます(英語版は既に公開されています)。
Microservices Platform at Mercari
- 現在300人のエンジニア→2020年までに1000人を目指している
- 書籍からの引用によると、High performers の組織だけが人数に比例してデプロイ数を増やすことができる
- 逆に、Low performers の組織は人が増えても減少する
- Organization design が大事
- システムをマイクロサービスにしても、Backend team がそのままだと、Ownerが不明瞭になる
- QA teamがそのままだと、そこがボトルネックになり、リリースペースが落ちる
- これまでの専門性によるチーム分割では、サイロ化が進む
- 1人1人のエンジニアが多くの役割を担う必要があるが、これは期待しすぎだと感じている
- メルカリでは、各チームのエンジニアを助けるためにMicroservices Platformチームができた
- そのサポートもあって、1年前はマイクロサービスは1プロジェクトだったが、現在はプロダクションで19サービス、70サービス以上が開発中
API Gateway Architecture
- api gateway on k8s
- Template projectを作成した
- インフラ
- これまではSREしかインフラにアクセスできなかった
- 各チームが自由にインフラに触れるようにする必要がある
- 各チームのエンジニアは、cluster adminとして自分たちのサービスの安定運用の責任を持つ
Web application as a microservices
- JP Web Re-architect team が発足
Goal
- 変更に強い柔軟なアーキテクチャ
- TS, React, NEXT, GraphQLを一番最初に選択 する
- 開発チームのスケーラビリティ向上
- エンジニアの増加に耐えるアーキテクチャ
- 各チームの技術選定を自由に
- フロントエンドは、US+JP 4人 から 16人に増えた
現実はSingle PHP Server、理想はチームごとに自由な技術選定、意思決定を。
How to…
- Renewalではなく、Re-architect
- 小さいスコープで行う
- 小さい成功か失敗を繰り返すことでノウハウを蓄積
移行順の決め方
- 難易度が低いもの
- 他改修とのバッティングがないもの
- 充分なトラフィックがあるもの
- これはマイナーページだと影響を図りづらいため
最高の開発に向けて
- 技術スタック、新しい挑戦をしている、ドラスティックな変化がある
- マイクロサービス化は最高の開発に向けた種まきに過ぎない
dockerで立ち上げているSolr の JMX 機能を有効にしてモニタリングする
Solr備忘録シリーズ #2
Solrのモニタリングについては以下のQiitaが素晴らしいです。
上記でも触れられていますが、
jconsoleによるモニタリングは簡単なグラフだけですが、すぐ使えます。
まず、18983ポートを使うので docker-compose.yml にポートマッピングを追加します。
- "18983:18983"
そして、JMXを有効にするため、以下を environmentに追加します。
- "ENABLE_REMOTE_JMX_OPTS=true"
こんな感じになりました。
solr: image: solr ports: - "8983:8983" - "18983:18983" volumes: - ./solr/data:/opt/solr/server/solr/mycores restart: always environment: - "SOLR_JAVA_MEM=-Xms1024m -Xmx1024m" - "ENABLE_REMOTE_JMX_OPTS=true"
コンテナを立ち上げ直すと、JVMのArgsに関連する値が表示されるようになります。
-Dcom.sun.management.jmxremote -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false -Dcom.sun.management.jmxremote.local.only=false -Dcom.sun.management.jmxremote.port=18983 -Dcom.sun.management.jmxremote.rmi.port=18983 -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false
こんな感じ。
続いて、ローカル端末にjdkをインストールします。 今回は最新の1.8を入れました。
$ java -version java version "1.8.0_101"
ただ jconsole と打ってENTERで立ち上げます。
szk416s-MacBook-Pro:~ szk416 $ jconsole
Remote Processで localhostの18983ポートに接続します。
警告が出ますが、まぁここでは Insecureで繋げにいきます。
しかし、 localhost:18983 (disconnected) と言われてしまいました。 再接続を聞かれますが、リトライしても変わりません。
The connection to localhost:18983 did not secceed. Would you like to try again?
どうやらhostのIPをセットする必要があるようです。
参考: あるホストのみjmx監視ができない | 日本Zabbixユーザー会
試しにローカル端末でIPを確認して、とりあえずハードコードですがセットしてみます。
szk416s-MacBook-Pro:~ szk416 $ ipconfig getifaddr en0 192.168.0.11
solr: image: solr ports: - "8983:8983" - "18983:18983" volumes: - ./solr/data:/opt/solr/server/solr/mycores restart: always environment: - "SOLR_JAVA_MEM=-Xms1024m -Xmx1024m" - "ENABLE_REMOTE_JMX_OPTS=true" command: "-Djava.rmi.server.hostname=192.168.0.11"
コンテナを立ち上げ直し、再接続します。
すると…
接続に成功!
これでモニタリングができるようになりました。
docker-compose.yml で Solr の JVM-Memory を変更する
最近よくSolrを触るので備忘録です。
とりあえずSolrを使うだけなら、docker-compose.ymlに以下のように書いてupすれば、imageが無ければ持ってきてくれて、立ち上がるかと思います。
solr: image: solr ports: - "8983:8983" volumes: - ./solr/data:/opt/solr/server/solr/mycores restart: always
upしたらlocalhost:8983にアクセスすれば、すぐに管理画面を確認できます。
このとき画面の右下に出ているJVM-Memory はdefaultの512MBです。
コンテナに入って /opt/solr/bin/solr.in.sh を見ると、以下の設定がコメントアウトされていました。
#SOLR_JAVA_MEM="-Xms512m -Xmx512m"
おそらくここでも変更できるのだと思いますが、ymlからの方が簡単です。
environmentに追加します。ここでは1024MBにしてみます。
solr: image: solr ports: - "8983:8983" volumes: - ./solr/data:/opt/solr/server/solr/mycores restart: always environment: - "SOLR_JAVA_MEM=-Xms1024m -Xmx1024m"
コンテナを立ち上げ直すと、ちゃんと変更されていることが確認できました。
PHPerKaigi 2018に参加してきた
blogめちゃサボってたんですが、来年以降の開催のためにシェアーして!という話もあり、良い機会なので!
タイトルどおり、ことしから始まったPHPerKaigi 2018に参加してきました。
確か昨年10月のPHP勉強会に参加したときに開催の話を聞いて、スポンサー募集と併せて社内で話はしたものの当時は時期も悪く。 その後、時は流れて@m_norii さんが話を通してくれたので、自分も気になって参加してきました。
感想としては、やはり界隈のトップを走っている方たちは凄い。 知識、トーク力、掛け合い? ノリと勢い…お祭り感も。 前職では.NET界隈でしたが、結構カルチャーの違いを感じました。
あとはセッションの難易度も結構感じられて、 移民の駆け出しPHPer的には、「なるほど!」だったり「なるほど、わからん」だったり。 MSのイベントとかだとセッションレベルが設けられていますが、将来的にはそうなってくれると嬉しいかなーとか。 もちろん本当は全部予習して臨むのが望ましいんですが。
そんな理由もあって、ベストトークは @hidenorigoto さんの『SOLIDの原則って、どんなふうに使うの?』に投票しました。 他の方もとてもレベルが高かったですが、納得のベストトーク賞だと思いました!
スライドリンク、ありがとうございます。 www.manasnote.com
もはやビール祭りでしたが、ちょうど薬を飲んでてノンアルDayだったので、CAさんの無限コーヒーが有難かった!
Job Board、なぜ弊社はないのか。
phpカンファレンス2017に参加してきた
初参加でした。 小並感の走り書きです。
セッションについて
- ネームバリューは気にしない。知らない会社さんでも良いセッションはたくさんある
- スポンサーセッションは宣伝・紹介的な内容が入るので、自社と事業内容が被らないと得るものが少ない
- デモセッションは扱う技術の素人が行くと置いてけぼりのリスクがある
- それでも大体の資料は後から公開されるので、デモセッションに行くべきか
- 知らないツールや技術でも事前に概要抑えてからいくと聞いてる時に余裕が出来て良い
その他
- プランニングポーカーもらったの地味に嬉しい
- 全スライド撮影ニキやキーボード強打ネキが近くにいるときは席移動したくなった
Redmine SlackをインストールしたらRedmineが起動しなくなった話
タスク管理をどうするかというのは、SIerでも常日頃から課題です。
人に任せると基本的にExcelになってしまうので、自分がリーダーになってからはツールを導入しています。
自社サービスであればVisual Studio Team Servicesも良いのですが、新しいものは教えるコストも掛かるので、
ギリギリみんなが知っているRedmineを使うことにしました。
弊社グループの場合、自社クラウドでインスタンスを立ち上げるまでに 最短5営業日かかる
ので、多少のコストが掛かっても、メリットがあればAzureやAWSを使うことにしています。
EC2のBitnamiテンプレートを選択して、ポチポチしているだけであっという間に環境ができました。
そこまでは良かったのですが、 タイトルのとおり、プラグインを入れて再起動したところ、エラーが出るようになりました。
We’re sorry, but something went wrong.
We’ve been notified about this issue and we’ll take a look at it shortly.
下記の記事を参考にさせていただいて、解決できました。
RedmineでPluginを入れるのにハマった件 - ポジローぽけっと
結論だけ書くと、以下の操作が必要でした。
Sudo gem update rake
Bundle install –no-deployment
pandas でScrapingしようとしたらエラーが出た話
環境
- MBP Late 2016 (Touch Bar 13-inch)
- PyCharm Community Edition
- Python 2.7 (Default)
書いたコード
- 適当なHTMLのtableからデータを取ってJson出力したい
import pandas url = 'http://npb.jp/announcement/roster/roster_0605.html' df = pandas.io.html.read_html(url) df[3].to_json('roster_0605.json', force_ascii=False)
とれたデータ
{ "0": { "0": "千葉ロッテマリーンズ", "1": "東北楽天ゴールデンイーグルス" }, "1": { "0": "投手", "1": "投手" }, "2": { "0": 67, "1": 22 }, "3": { "0": "金森 敬之", "1": "戸村 健次" } }
遭遇したエラー
- そもそもライブラリが全然足りていなかったので、スクレイピング関連を一式インポートした
- PyCharm -> File -> Default Settings -> Project Interpreter の「+」で追加
- pandas, lxml, html5lib, beautifulsoup4, six
- その後、以下が発生
ImportError: cannot import name viewkeys
- ぐぐったら、sixが古いっぽい。更新して解決。
cd /Library/Python/2.7/site-packages
sudo -H pip install six==1.10.0 -t .